「夏場になるとキッチンの生ゴミが臭う」「コバエが発生して不快」「重いゴミ袋を持って集積所へ行くのが苦痛」といった悩みはありませんか?
こうした問題を根本から解決してくれるのがディスポーザーです。新築時に付いていなかった場合でも、実は後から設置できるケースが多くあります。
この記事では、ディスポーザーを後付けする際の費用相場や、マンション・戸建てそれぞれの設置条件、さらに設置が難しい場合の代替案まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
ディスポーザー後付け費用の総額相場

ディスポーザーを後付けする場合、かかる費用の内訳は「本体代金」と「取り付け工事費」の2つに大きく分けられます。
本体価格と標準工事費の合計10万円から15万円
一般的に、ディスポーザーの後付けにかかる総額の相場は10万円〜15万円前後です。
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本体価格: 6万円〜10万円程度。国内シェアの高い「フロム工業」や「スキューズ」などのメーカー品が人気です。
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標準工事費: 3万円〜5万円程度。既存の排水トラップを取り外し、ディスポーザー本体を設置して排水管を接続する作業が含まれます。
安価な海外製品もありますが、日本のキッチン規格に合わなかったり、故障時のサポートが受けられなかったりするリスクがあるため、国内メーカー品を選ぶのが安心です。
(参考:フロム工業株式会社 )
(参考:株式会社スキューズ )
コンセント増設や部材交換に伴う追加費用
キッチンの状況によっては、標準工事費以外に追加費用が発生することがあります。
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電源コンセントの増設: 1.5万円〜3万円程度。シンク下にディスポーザー用のコンセントがない場合、電気工事が必要です。
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特殊な排水管対応: 0.5万円〜1.5万円程度。排水管の形状が特殊で、標準の部材では接続できない場合に発生します。
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シンクの加工: 排水口の径が標準(180mm)でない場合、アダプターの使用や加工が必要になることがあります。
見積もりを取る際は、これらの追加費用が含まれているか必ず確認しましょう。
マンションと戸建ての設置条件

ディスポーザーはどこにでも設置できるわけではありません。お住まいの住宅タイプによって、クリアすべき条件が異なります。
マンションの排水処理システムと管理規約の確認
分譲マンションの場合、最も重要なのは「ディスポーザー排水処理システム」が建物全体に備わっているかどうかです。
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排水処理システムがある場合: 既存のディスポーザーが故障した際の交換はもちろん、未設置の住戸でも後付けが可能なケースが多いです。
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排水処理システムがない場合: 処理設備がないマンションでディスポーザーを使用すると、配管の詰まりや環境汚染の原因となるため、管理規約で禁止されているのが一般的です。
まずはマンションの管理規約を確認するか、管理組合に問い合わせてみましょう。
戸建ての浄化槽対応と自治体への設置届出
戸建て住宅の場合、下水道の整備状況や浄化槽の種類によって設置の可否が決まります。
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公共下水道エリア: 多くの自治体で、環境保護のために「排水処理装置(処理槽)」をセットで設置することが義務付けられています。
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浄化槽エリア: 従来の「単独浄化槽」では設置できません。生ゴミの負荷に対応できる「合併処理浄化槽」への入れ替えや、専用の処理槽の設置が必要です。
また、設置にあたっては自治体への届け出が必要になるため、施工業者に代行を依頼するのがスムーズです。
後付け工事の具体的な流れと所要時間

ディスポーザーの後付け工事は、大がかりなリフォームとは異なり、比較的短時間で完了します。
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現地調査・見積もり: シンク下のスペースや電源の有無、排水口のサイズを確認します。
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商品選定・契約: 予算や機能に合わせて機種を選びます。
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施工当日: 既存の排水パーツを撤去し、本体を取り付けます。
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試運転・説明: 水漏れがないか確認し、使い方のレクチャーを受けて完了です。
作業時間は1時間〜2時間程度で終わることがほとんどですので、日常生活への影響は最小限で済みます。
ディスポーザー導入後のランニングコストと維持管理
導入後のコストは意外と安く、家計への負担はそれほど大きくありません。
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電気代・水道代: 毎日3回使用しても、月額で数百円程度(300円〜500円ほど)です。
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メンテナンス: 特別な薬剤は不要です。週に一度、氷を数個入れて粉砕することで、内部のぬめりを取り除き、刃を清潔に保つことができます。
ただし、10年程度経過するとモーターの寿命やパッキンの劣化が起こるため、長期的な交換費用は考慮しておきましょう。
設置不可時の代替案!生ゴミ処理機パリパリキューの活用

画像は公式サイト(掲載記事)より
「マンションの規約で設置できなかった」「工事費用が高すぎる」という方におすすめなのが、据え置き型の生ゴミ処理機です。中でも、シマ株式会社(島産業)の**「パリパリキュー」**は非常に高い評価を得ています。
初期費用と設置の手軽さの比較
ディスポーザーとパリパリキューを比較すると、導入のしやすさが際立ちます。
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費用: パリパリキューの本体価格は3万円〜5万円前後。工事費は一切かかりません。
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設置: コンセントを差すだけなので、賃貸住宅でも使用可能です。
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機能: 温風で生ゴミを乾燥させ、重量を約5分の1に減らします。乾燥させることで臭いやコバエの発生をシャットアウトできるため、ディスポーザーに近い満足度が得られます。
自治体の助成金制度を利用した購入費用
多くの自治体では、ゴミ減量の推進を目的として、生ゴミ処理機の購入に対して**助成金(補助金)**を出しています。
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補助額の例: 購入金額の1/2〜1/3(上限2万円〜3万円など)。
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実質負担: 助成金を利用すれば、パリパリキューを実質1万円〜2万円台で購入できるケースもあります。
お住まいの市区町村のホームページで「生ゴミ処理機 助成金」と検索してみることを強くおすすめします。
ディスポーザー後付けに関するよくある疑問
賃貸物件でも後付けできますか?
基本的には難しいです。排水管の改造を伴うため、退去時の原状回復が困難であり、大家さんや管理会社の許可が降りることは稀です。賃貸の方は、前述の「パリパリキュー」のような据え置き型を検討しましょう。
古いキッチンやシンクでも取り付けられますか?
排水口の直径が標準的なサイズ(180mm)であれば、多くの古いシンクでも取り付け可能です。ただし、シンク下の収納スペースが極端に狭い場合や、経年劣化でシンク自体が歪んでいる場合は設置できないことがあります。
夜間に使用しても騒音は大丈夫ですか?
最新の国内メーカー品は静音設計が進んでおり、掃除機よりも静かなモデルが多いです。ただし、骨や大きな種などを粉砕する際は音が響くため、深夜の使用は控えるのがマナーです。
まとめ
ディスポーザーの後付けは、総額10万円〜15万円ほどで実現でき、日々の生ゴミ処理のストレスを劇的に軽減してくれます。
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マンションの方: まずは建物の排水処理システムの有無を確認しましょう。
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戸建ての方: 自治体のルールと浄化槽のタイプを確認しましょう。
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設置が難しい方: 助成金を利用して「パリパリキュー」などの生ゴミ処理機を導入するのが賢い選択です。
ご自身の住環境と予算に合わせた最適な方法を選んで、清潔で快適なキッチンを手に入れてください。




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