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停電・断水の備えは何から?在宅避難の優先順位

停電・断水時の在宅避難に必要な備えと優先順位を示すイメージ 暮らし/住まい

停電と断水が同時に起きると、「水と電気のどちらから備えるべきか」「在宅避難を続けてよいか」と迷いやすくなります。先に結論を言うと、最初は商品選びではなく、安全確認・飲み水・トイレ・情報の確保です。その後、停電の長さと家族の事情に合わせて電源を選びます。

この記事では、停電・断水が重なったときの優先順位を、発生直後から時間別に整理します。自宅が安全で、在宅避難を選べる場合の目安としてご覧ください。危険がある場合は、備蓄より避難を優先してください。

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停電・断水が同時に起きたときの結論

優先順位は、次の順番で考えると判断しやすくなります。

時間の目安 優先すること 確認する内容
発生直後〜30分 安全 火災・漏電・建物の損傷・避難の必要性
30分〜3時間 水・トイレ・情報 飲料水、排水設備、家族との連絡、自治体情報
3〜24時間 生活の維持 照明、充電、医療機器、暑さ寒さ、食事
24時間以降 資源配分 水と電力の残量、給水拠点、避難継続の可否

ポータブル電源は便利な選択肢ですが、停電直後に必ず買うものではありません。まず安全と水・トイレを確保し、「何を何時間動かしたいか」が決まった段階で検討すると、容量や出力のミスマッチを防げます。

発生直後に最優先するのは安全確認

自宅で過ごせる状態か確認する

在宅避難は、自宅や周辺に大きな危険がなく、住み続けられる場合の選択肢です。倒壊、浸水、火災、ガスの異常、落下物などがある場合は、電源や備蓄品を取りに戻るより避難を優先します。

夜間は、スマートフォンのライトだけに頼らず、懐中電灯やランタンを使います。暗い場所で階段や水回りを移動すると転倒しやすいため、家族のいる場所と避難経路を照らせるようにします。

電気の復旧時にも注意する

停電中は、アイロン、電気ストーブ、ドライヤーなど発熱する機器の電源を確認します。復旧時に通電して火災につながるおそれがあるため、使っていない機器はコンセントを抜くなど、家庭の状況に応じて安全を確認してください。濡れた場所や水のかかった電気設備には触れません。

断水時は飲料水とトイレを分けて考える

飲料水は家族の人数と日数で計算する

飲料水は、一般的な目安として1人1日3Lで計算します。まずは最低3日分を基準にし、自治体の想定や家族構成に応じて増やします。乳幼児、高齢者、持病のある人がいる場合は、普段使う飲料や薬を飲むための水も別に考えます。

飲料水と、トイレ・手洗い・清掃に使う生活用水は別物です。飲料水だけを確保しても、断水が長引くと衛生面で困るため、給水を受ける容器、ウェットティッシュ、手袋、ポリ袋なども準備しておきます。

排水管の安全が確認できるまで水洗トイレを流さない

地震などの後は、断水していなくても排水管が損傷している可能性があります。集合住宅では、上階で流した水が下階にあふれることもあるため、建物や自治体の案内で安全が確認できるまで、水洗トイレを使わず携帯トイレ・簡易トイレを使うのが基本です。

必要数の考え方は、関連記事の防災トイレは何人分必要?で詳しく整理しています。

停電時の電力は「命・情報・明かり」から配分する

停電時に使える電力が限られる場合は、次の順に優先します。

  1. 医療機器・薬の保冷など、止められないもの
    在宅医療機器を使っている場合は、機器の提供元や医療機関が示す停電時の対応を確認します。家庭用電源だけで解決できるとは限りません。
  2. スマートフォン・ラジオなどの情報手段
    停電の範囲、断水の状況、避難所や給水拠点の情報を受け取るために、通信手段を確保します。
  3. 照明
    夜間の移動とトイレの安全に必要です。電気を多く使う家電より、まず小さな照明を確保します。
  4. 暑さ・寒さへの対策
    扇風機、電気毛布などが必要になる季節は、家族の体調を見ながら使用します。
  5. 冷蔵・冷凍品の保護
    冷蔵庫を動かす場合は、容量だけでなく起動時の電力や連続使用時間も確認します。

家電を動かすこと自体が目的になると、通信や照明に使う電力が不足します。使いたい機器を紙に書き出し、消費電力と使用時間を確認してから優先順位を決めます。

ポータブル電源を検討する判断基準

ポータブル電源は、停電が長引いたときに、スマートフォン、照明、通信機器、季節家電などへ給電する選択肢です。特に、次のような家庭では検討する理由があります。

  • 長時間の停電に備え、情報・連絡手段を維持したい
  • 暑さ・寒さ対策や保冷など、電源が必要な事情がある
  • キャンプや車中泊など、平時にも使う予定がある
  • 自宅で使う機器の消費電力と必要時間を把握できる

選ぶときは、容量(Wh)だけでなく、動かしたい機器の定格出力・起動電力、出力方式、充電方法、保管場所を確認します。医療機器や冷蔵庫などは、機器側の取扱説明書やメーカーにも対応可否を確認してください。

電源を購入する前に、まず「スマホと照明だけ」「冷蔵庫も使う」「暑さ対策を優先する」など、家庭の使い方を決めることが大切です。

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24時間以降は水・電力の残量と復旧情報を確認する

停電・断水が1日以上続いたら、残量を数値で把握します。飲料水、生活用水、携帯トイレ、乾電池、モバイルバッテリー、ポータブル電源の残量を一覧にし、次の給水や充電の見通しを確認します。

断水時は、地域の給水拠点や給水車の情報を確認し、水を運ぶ容器も準備します。集合住宅では、停電によって給水ポンプやエレベーターが止まることがあるため、建物の管理会社や自治体からの案内も確認してください。

在宅避難を続けるかは、ライフラインだけでなく、自宅の安全、家族の体調、トイレの確保、暑さ寒さ、支援の受けやすさで判断します。無理に自宅に留まる必要はありません。

普段からできる停電・断水対策

  • 寝室・廊下・トイレに照明を置く
  • スマートフォンとモバイルバッテリーを定期的に充電する
  • 飲料水を人数×日数で計算する
  • 携帯トイレをトイレの近くに保管する
  • 給水拠点と避難経路を家族で確認する
  • 備蓄品の場所と期限を一覧で管理する
  • ポータブル電源を買う場合は、平時にも使用して残量・動作を確認する

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公式情報

最終確認日:2026年9月10日

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